追加メーターセンサー取り付け・動作確認編

 バキュームメーターセンサーの取り付けはインマニから出てきている配管を分岐させてそこからセンサーへの配管を行います。
 基本的にはインマニからの配管ならどこでもいいはずなんで取りやすい場所からでOKですね。
 一応問題ないとは思いますが配管を分岐した部分は細いタイラップなどで締めこんで抜けを防止するような作業をしてあげてください。

バキュームセンサーの取り付け

水温センサーの取り付け

 水温センサーはラジエターから出ているアッパーホースをカットして取り付けました。
 まぁ、単純にいってしまえばアッパーホースにセンサーを取り付けるジョイントを割り込ませてあげるだけです。
 ただ、当然ホースを切ればクーラントがわんさと垂れてくるんで(^_^;)
 まずは、ジョイントをホースにあてがい、ホースの直線部分でジョイントのむき出しになる部分の長さをホースにけがいてから刃物で綺麗に切断します。
 次に、ジョイントですが水漏れ防止のため、センサーのネジ部とジョイントのホースに差し込む両端部分にシールテープを巻きます。
 センサーをジョイントに取り付けたら、アッパーホースにジョイントを挿入し、バンドで締め込みます。
 この際、センサーから出ている配線が無理な折れ方をしないことと、熱がかからないようにエンジンと逆側に配線を向けるよう取り付けてください。

エア抜き作業

 ラジエターキャップとクーラントのリザーバータンクを外し、タンクにMAXの量までクーラントを注ぎ足し、ラジエター自体にも溢れるだけクーラントを注ぎます。
 次にアッパーホースをラジエターに気泡が出てくるように手で揉みます。
 最後にリザーバータンクとラジエターキャップを取り付けてからエンジンをかけ、20〜30分アイドリングします。
 アイドリング後、エンジンを冷やしてからリザーバーを再度MAXまでクーラントで満たし、ラジエターにも入るだけクーラントを注ぎ足します。
 これを3回程度繰り返してあげたら終了です。
 この後、一応クーラントを持ち歩いて1・2度走行後に確認してクーラントが減っているようなら足してあげます。

油温・油圧センサーの取り付け

 油温・油圧センサーの取り付けにはサンドイッチ型のオイルブロックを使用しました。
 この他にもオイルブロックの移設キットなんかもありますが手ごろなのはこっちですね。
 あと、油温に関してはオイルパンから取る手もありますが車底にセンサーが突き出す形になるので断線・破損を考えるとこちらのほうがいいですね。
 まずは自分の車種・センサーの取り付けネジサイズから使用可能なオイルブロックを購入して下さい。

 取り付けですがこのオイルブロックをエンジンとオイルフォルターの間に挟みこむ形になりますので基本的にはオイル交換の手順を踏みます。
 まずは、車をジャッキアップしてからオイルを受けるものをオイルパンの下に置き、オイルパン底のボルトを緩めるとオイルが勢いよく出てきます。
 この際、作業前にエンジンを少しの間かけてオイルを温めておくと作業が容易になります。
 ただし温め過ぎると火傷の原因になってしまうんで気をつけてください。
 オイルパンからオイルを抜き始めたら、エンジンヘッドのオイルキャップ・オイルゲージを外してあげてください。
 後はオイルが抜け切るまで待ちます。

 全てオイルが抜けきったら、次にオイルフォルターを外します。
 オイルフィルター用のレンチを使ってもいいですし、再利用はしないんで、フォルター自体に長いドライバーなどを刺してまわしてもいいです。
 場所は車種によって異なりますがプレリュードの場合は車底からエンジンを眺めてバルクヘッド側(エンジンルームと内装を仕切っている壁)についています。
 
 ここまで出来たら次はオイルブロックを今オイルフィルターがついていた位置に取り付けるわけですが当然作業性を考えて先にセンサーはオイルブロックに付けておいてください。
 センサーのネジ部にシールテープを巻くのも忘れずに!!
 密着させるためにオイルブロックのOリングに指でエンジンオイルを塗ってからオイルフォルターのついていた位置にオイルブロックをつけ、画像に写っているネジ(?)でエンジンについているオイルフィルターを取り付けるネジにオイルブロックを固定します。
 次に、新しいオイルフィルターのパッキンにもオイルを指で塗ってからこちらは工具を使わずに手でしっかり取り付けます。
 これでセンサー・オイルブロックの取り付けは終了です。
 最後にゲージを確認しながらヘッドカバーからオイルを規定量注いだら作業終了です。
 暫くはオイルブロック周辺からオイル漏れがないか気にしてあげて、もしもオイル漏れがある場合は取り付け直ししてあげてください。

完成画像

 全ての配線を車内に引き込んで、コントロールユニットとセンサーをつなげたら後はコントロールユニットの電源確保でACC・GND・イルミネーションを配線して作業完了です!
 早速、エンジンをかけて動作チェック♪
 問題なしでバッチリ出来ました!!

 そして、ピラーカバーを使用して取り付けたバキュームメーターと、小物入れを加工してつけたコントロールユニットです。
 ピラーカバーはGREDDYのφ60汎用のものを使用しました。

 今回取り付けたDefiBFリンクメーターは本当に憧れだったので作業には苦労しましたがほんとに満足いく仕上がりが出来たと思います。
 単純につけようと思えばここまで苦労や作業の躊躇はなかったと思いますが、見易さと格好良さを考えると難易度が多少高くてもメーター埋め込みを挑戦してみたかったですし、結果よかったです。
 また、当たり前のことですが、実際メーターを付けてみて水温がこんなに変動するものなんだと改めて思いました。
 純正だと真ん中で動かないものがここまで変動するとはって感じです。