エンジンヘッドカバーの交換
 車の部品って消耗品が多いですよね。
 ゴムみたいな材質の部分は年度劣化や熱による劣化で痛み易いです。
 
 今回は管理人のプレリュードのエンジンヘッドカバーのガスケットが寿命となったためにDIYにて交換をしましたので簡単ですが作業風景や説明を掲載したイと思います。

 また、この作業はガスケットの劣化の時のみに行なうわけではなく、ヘッドカバーを開いた際にはガスケットが再利用不可となるのである作業では必要な技能となります。
 少し前に流行り、今では定番となったエンジンヘッドカバーの交換の時です。
 4・5thプレリュードの心臓であるH22Aエンジンは黒ヘッドですが、たとえばトルネオ/アコードユーロRの心臓となっているハイコンプバージョンのH22AエンジンはタイプR・ユーロRでお約束の赤ヘッドです。
 当然、同形式のエンジンですので赤ヘッドはプレリュードにポン付け可能です。また、青ヘッドも存在します。

 車のエンジンルームというのは一般ではそれ程開くものですありませんがチューニング好きの方々なら開く頻度もかなり多いでしょう。
 オフ会などでも情報交換も兼ねてエンジンルームを他人に見せる機会は多いですよね。

 人とは違ったインパクトのあるエンジンルームを演出するためにぜひヘッド交換してみてはいかがでしょうか?
 また、今回のガスケット交換は難易度は低い部分ですが一般では整備工場やディーラーにお任せになってしまうエンジンの整備を自力でやってみませんか?
 愛車がまた一段と可愛くなりますよ♪

 この作業は自己の責任において行なって下さい。
 この作業が原因となって起こった破損・事故等には管理人は一切責任を負いませんのでご了承下さい。


−使用工具・道具−
 メガネレンチ(サイズ10)、ラチェット(サイズ10)、プラスッチックハンマー、脱脂剤(アルコール・ガソリン等)、ウェス、ガスケット、液体ガスケット
エンジンヘッドカバーの取外し
 普段何気にエンジンルームを開いた時にエンジンヘッドカバーの周りを見てみましょう。
 ヘッドカバー周辺にオイルらしきシミはありませんか?
 走行距離がかさんだエンジンではよく起こる症状です。
 これが頻繁に見られ始めたらエンジンヘッドカバーのガスケットの交換時期です。(V−TECエンジンでは良くある事らしいです)
 管理人の車でも半年くらい前から目立ち始めてきて「早く交換しなくちゃな」とは思っていました。

 こういう場所を見つけると直すまでに行動が早い管理人ですが今回は暫く保留にしていました。
 なぜでしょう。正解は、前述したとおりエンジンヘッドカバーの交換も考えていたため軍資金を貯めていたんです。
 上にも書きましたが、基本的にガスケット類は新しかろうが古かろうが再利用は不可です。
 つまり、とりあえずガスケットを換えてあとからカバー交換となると再度ガスケットを購入しなければならないんです。
エンジンヘッド塗装
 で、今回、管理人が意を決して発注したエンジンヘッドカバーです!!
 赤や青なんかの単色ヘッドであればディーラー発注や耐熱塗料によるDIY塗装で可能ですが「誰もやっていない色でエンジンの演出をしたい!」ということで、ショップへ発注をかけました。

 ゲストフォトに掲載しているしみプレさんが愛車に赤/黄のヘッド塗装を施していて「いつか自分も・・・」と思っていたので今回思い切ってやってみました。

 カラーはご存知の方も多いと思いますが黄/黒のF1GPのジョーダン無限ホンダカラーにしてみました。
 今期でホンダはジョーダンへのエンジン供給の契約を切ってしまいますが2002年記念モデルのノリで作りました。

 なお、このエンジンヘッド塗装は管理人がお世話になっているK’s SPEEDにてやってもらえます!
 興味のある方はぜひとも問い合わせてみて下さい。
H22Aエンジン1
 ではでは、さっそくエンジンルームのエンジンヘッドカバーを取り外します。
 まず、作業環境ですがエンジンを開けるため異物の混入が非常に危険です。
 出来れば屋内や車庫など埃が舞わないところでの作業をお奨めします。

 相手がエンジンとは言え、やる事は簡単。ヘッド周りのナットや付属品を取り外すだけです。
 H22Aエンジンに関していえば、ヘッドカバーを押さえている袋ナット8箇所・オルタネーターにつながっている配線(ナット1箇所)、アース線、スロットルワイヤーなどを固定している金具(3ケ)・プラグコード・プラグコードカバー・フィラーキャップ・ブローバイホースになります。
 オルタネーターの配線の下に袋ナットが一箇所隠れているだけであとの物は見るとすぐにわかるものばかりなんで迷わないと思います。
H22Aエンジン2
 全て外すとこんな感じになります。
 あとはヘッド周りをプラスッチックハンマーで軽く叩いてやるとヘッドカバーが外れてきます。
 取り外すと・・・・・
エンジン内部
 こんな感じでーす♪
 大した事はしてませんがなんか「車いじってるぞ!」って自慢出来ちゃいそうな光景ですね。
 前述したとおり、異物の混入には十分に注意して下さい。

 新しいガスケットをつける下準備としてヘッドカバーが密着していた部分をウェスに脱脂剤をつけて綺麗に油分をとってしまってください。
ガスケット
 ちなみに再利用不可のガスケットは左の写真に見える丸いガスケット4ケと黒い枠状のガスケットなります。
 この他にも取外し作業の際に袋ナットの下に付いていたゴムのワッシャ(シールワッシャ)8ケも交換してしまいましょう。
ヘッドカバーの取り付け
ヘッドカバー裏
 開けたら閉める!ということでヘッドカバーのガスケットを交換して元に戻しましょう。
 まずは下準備です。
 エンジン側と同じように外回りの脱脂・清掃をしましょう。
 綺麗になったら4つの穴に丸いガスケットをはめ込みます。
 続いて枠状のガスケットを溝にはめ込みます。

 続いて、左の写真の赤丸の8箇所の部分に液体ガスケットを塗布します。
 なお、液体ガスケットは乾くのが早いためにエンジン側にカバーをはめ込む準備をしてから塗布してください。
NEWエンジンルーム
 ヘッドカバーをはめ込み、外したものを取り付けたら作業終了です。
 
 ここで最後の注意事項。
 エンジンヘッドカバーを固定している8箇所のネジは力いっぱい締めるとねじ切れます!!
 やってしまったら当然ディーラー直行&再度ガスケット交換になりますのでほどほどに。

 赤いホンダエンブレムのフィラーキャップにジョーダン無限ホンダカラーのヘッドカバーということで佐藤琢磨選手を意識しての仕様になりました!
 インパクトあっていいです!!!大満足の作業でした。